<エピソード その2>
以前テレビで取材して頂いたときに、
新聞のテレビ欄に写真も載せていただきました。
そして、そこに写っていた私が描いた絵を見て
「うちの大切にしてた子(ウサギ)の絵を描いていただけませんか?」
と、連絡をいただきました。
正直実物を見た人ならともかく、
「新聞のあの写りでよく絵がわかったですね!!」と驚きました。
そして、ご家族の事(ウサギ)をお伺いして心を込めて描かせていただきました。
完成後、郵送させていただきましたが、
届いた後に連絡をいただき
「私も絵を少し描きますが、凄いです。ありがとうございます。早速飾ります。」
と、喜んでいただきました。
また少しして。
「以前ウサギの絵を頼みましたが、今度は天使の絵を描いていただけますか?
私は自分でも少し絵を描きますし、好きな画家さんの絵も何点も集めているんです。」
とのことでした。
その時は普通にお受けしたのですが、
その後、私の最愛の父が事故で亡くなり心が壊れた状態になりました。
お店から来ていた仕事もあり受けていたものは悲しいながら一生懸命描いていたのですが、
天使画はその方から受けるイメージやメッセージを込めているので、
とてもではありませんがイメージを感じることも出来ず、
ましてやプラスの気を入れる事すら出来ず、
「申し訳ありませんが、今の状態では天使画を描くことが出来ません。」
と、お詫びとお断りの連絡を入れさせていただきました。
そうすると
「Hiromiさんが描けるようになるまで待ちますので、
描けるようになったら描いて下さい。」
との思いがけない返事をいただきました。
しかし、私の心の傷は深く、一時は作り笑顔も出来ない状態でした。
なので何度か連絡を入れさせていただきましたが
「待ちますので大丈夫です。」と、
なんと2年の歳月を待ってくださったのです。
そしてやっと完成した絵を喜んで下さり
「結構有名な方の絵もあるのですが、毎年絵を変えて飾っています。
今年はHiromiさんの絵を飾ります。○○ちゃんの絵(ウサギ)も飾ってますよ。」
と、云って下さいました。
私の絵を気に入ってくださり、本当に感謝しています。
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